斜め上からもの申す

大手メーカーの重要な問題の調査をしていると、たまに出てくるのが「斜め上からもの申す」幹部社員だ。

メーカーの担当者と様々調整しながら調査を行っていると「横から失礼します」と入ってくる。横からという物言いではなく、完全に少し上から目線で物申すという感じだ。

「あなたたちの調査は一向に進んでいないように感じる。」
「このようなやり取りに意味があるのでしょうか」
「開発部門に聞けば、すぐに分かるだろう」
「エラーメッセージが分かっているのに、何で原因がわからないんだ」

今時の PC はホストコンピューターじゃないんだから、メッセージと処理が 1対1 じゃないんですよ。もう、あなたたちの時代とは違うんだから、もう少し勉強してから言ってくれ、と言いたい。※時代は自分も被っているんですけどね。。

オープン系のコンピュータは、非同期に様々なコンポーネントが交錯しているから、物凄く複雑な動作をするんです。

複数の大手メーカーで見かけるから、なんとなく、それが仕事みたいになっているんですかね。正直なところ、相手をするのも面倒臭い。

多少言いたいことは分かる、というレベルならよいのですが、全くもって筋違いなクレームが多い。自分は面倒臭いので、毎回この手の方には、ぐうの音も出ないくらいの長文メッセージで返答し、一点の突っ込みも許さない文章を返して、一回で撃沈するようにしている。対抗してきた方は今のところいないですね。

こういう類の方々は技術力があるわけではないので、対抗しようがないのです。論理性もないただのクレームなんですけど、これは一体何の仕事なのだろうかと毎回思います。こういう幹部が生き残っているような会社はダメですよ。ほんと。

いやーこの方々はですね、こういう理由で必要なんですよ、という意見のあるかた、メッセージをお待ちしております。何かご存じでしたら教えてくださいませ。本当に理解いたしかねまする。