エンジニアにも旅をさせろ

自分も含めてエンジニア気質な人って、あまり外に出ていかないイメージがあります。

買い物とか、遊びで外にでることはもちろんあるんでしょうけど、例えば異業種交流のような社交の場にはなかなか出てこないイメージがあります。

技術を極めたいから外に出ている暇はない、それよりも技術を磨け、という侍気質です。自分もそうでした。

でも、あるとき、ライターやっている友人に誘われ、友人曰く「天才会議」という催しへ参加しました。その友人は、業界で大活躍している方々を取材していて、そこで知り合った社長、人気急上昇中のブロガー、優秀なお医者さんなど、世間で活躍している方々を集めて、異業種交流会を行うという催しです。

参加してみると、皆さんの話がとても面白い。

例えば、お医者さんがどのようなエビデンスを基にして病気の診断をしているのか、病気に関する統計データとはどのようなものがあって、どのような尺度でそれを信用しているのか、また社長だとどんな斬新なアイデアで商売をしているのか、また苦労話など、初めて聞く話ばかりなのです。こういうところの話って「取材には答えられないんですけど実はこんなことがあって」みたいな、世間には声を大きくしていえないけど、実際はこうなんです、みたいな生の声があります。こういう意見は実際に人に会わないと聞けないです。


他にも、面白い仕事をしている方々の話を聞くことができました。とても勉強になりましたし、視野も広がった気がします。エネルギーのある方々なので、Facebook などで繋がっていると、日々、その方々が頑張っている様子がみえて、とても励みになります。

その後も、何度か別の催しに参加させていただいていますが、その度に知り合いが増え、視野も広がりました。また、エンジニア業界ではトップに近いレベルにいると自負している自分が、周りの人からどのように見えるのか、ということもよく分かります。自分の会社に目が行く人、自分の持っている技術に興味がある人、商売目線で見ている人、そもそも自分に興味なさそうな人、それが何か悪いということではないのですが、そういう見られ方をするんだなっていう勉強になります。また、もっと頑張ろうと思えるのです。

ということで、エンジニアにも旅をさせましょう。